<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 送遠>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 遠くへ送る>
<BookPage: 230-231>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1>
<End Header>
<Poem>
帶甲滿天地，
胡爲君遠行。
親朋盡一哭，
鞍馬去孤城。
草木歲月晚，
關河霜雪清。
別離已昨日，
因見古人情。
<End Poem>
<Translation>
今や武裝した兵士が天地に満ちあふれ、どこも戰亂のさたかにあるとき、君はどうして遠くへ旅立つのか。親類や友人が見送りにきて、ひとしきり別れを惜しんで泣い た。それが終わると、君は鞍おいた馬にまたがって、この孤立したさびしい町を出て行った。草も木も枯れはてて、今年も暮れにおしつまった。行くさきの關所關所の山や川も霜をおき雪が積んで、ひいやりと冴えていることだろぅ。「君を送りしは昨日のように思えど、簷前の露の白さに秋の深みを覚えて、この身が芳しい草としぼむの は借しからねと、君がみちみちさぞお寒いことよと、そればかりがかなしいの」という歌がある。それにつけても昔の人の氣持ちもわかるではないか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
今や武裝した兵士が天地に満ちあふれ、
どこも戰亂のさたかにあるとき、君はどうして遠くへ旅立つのか。
親類や友人が見送りにきて、ひとしきり別れを惜しんで泣い た。
それが終わると、君は鞍おいた馬にまたがって、この孤立したさびしい町を出て行った。
草も木も枯れはてて、今年も暮れにおしつまった。
行くさきの關所關所の山や川も霜をおき雪が積んで、ひいやりと冴えていることだろぅ。
「君を送りしは昨日のように思えど、簷前の露の白さに秋の深みを覚えて、この身が芳しい草としぼむの は借しからねと、君がみちみちさぞお寒いことよと、そればかりがかなしいの」という歌がある。
それにつけても昔の人の氣持ちもわかるではないか。
<End Formatted Translation>